言い訳から
ひと口に「パソコンの知識」と言っても、ソフトウェア方面とハードウェア(機械)方面ではまったく別と言っていいでしょう。今回ははからずも、私にとって得意とは言えない、というより大の苦手のハードウェアの付け替えをすることになりました。
突然電源が切れるなんて
症状は、突然電源が切れてしまうというもの。電源ユニット(電源ケーブルを挿し込むトコですね)は故障の多い部位で、また取り付けが比較的簡単とも言われているので、やってみることにしました。故障個所が違っていたらお手上げなのですが、症状から考えれば恐らく間違いないでしょう。
部品調達
まずは電源ユニットの種類です。同じ型式(POWER MAN IW-P240F1-0)が入手できれば安心なのですが、残念ながらネット上にはまったくと言っていいほど情報がありません。そこで同等製品を買うべく仕様を調べたところ、「FlexATX」というスリムなタイプであることがわかりました。
Yahoo!オークションで新品を2千円台で入手。いよいよ付け替えです。
部品交換
パソコン本体の蓋を開ける。ネジを外してパカッ。これは簡単です。
続いて電源ユニットの取り外し。

ご覧のように、いくつものコードが伸びており、これらがマザーボードやらハードディスクに挿し込まれて電気を供給しているわけです。これらを全て内部の機器から取り外します。指の入らない場所に挿さっているいるものもあり、他の機器まで一旦外さねばならないことがあります。
そして新しい電源ユニットの取り付け。
各部にコードを取り付け、続いてユニット本体をパソコンカバーに取り……付け……。はい、前の型式とはネジ穴の位置が違いました。箱には収まりますが固定できません。
本来なら、型がはっきりしない場合は店に足を運んで実物を見て確認するのが当然です。が、とうにガタの来たこのパソコンのために、しかも故障箇所が電源ユニットという確証もないのに、そこまで手間や金をかける気にはなりません。安いものでどうにか使えるようになれば御の字、ダメなら処分、それでいいと思っていました。
テスト
さて、モニタ、キーボード、マウスを装着し、いよいよテスト。
スイッチオン。
あれ。つきません。
コンセントを入れ忘れてました。
再びスイッチオン。
お……つきました。起動しました。
少々冷却ファンの音が大きいですが、これは電源ユニットの仕様のせいでしょう。つくりを見たところ、新しいユニットの方が冷却効果は高そうです。
ユニットを固定できないので、少々場所を取りますがパソコンを横置きに変更。事務スペースは無駄に広いので不便はありません。
様子見
電源が入らないという現象が初めて発生したのが今年の1月2日。ところが10分後には勝手に直ってしまい、以後なにごともなく動いていました。それが先月に再発&頻発。さすがに使い物にならず、修理を試みたという次第。
これで本当に直ったのでしょうか。しばらく様子を見てみます。
さてこうなって来ると、授業用から事務用に回したパソコンの置き場に困ってしまいます。せっかく配置換えして快適になったのを、また戻す気にはなれません。利用法を目下思案中。